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2023.12.14
縫製研究所では、バッグや財布以外でも、革製品であれば、ご相談を承っております
というわけで、本日は、シザーケースの修理のご紹介です。
シザーケースはシザーケースでも、美容師さんではなく、植木屋さん用です♪
販売店さんでは、難しいと言われてしまったシザーケース。
破れ、ほつれの修理をさせていただきました。
今日の主役は
コチラのシザーケース。
ピントがぼけ子さんですね…。
こんな感じで、ほつれが2か所と、破れかけているところが一か所、写真はありませんが、ベルトの金具の交換もさせていただきました。
こちらのシザーケースは、サイドのバックルを取ると、パカット開く仕様となっております。
植木用のハサミをガシガシいれるので、傷が多いですね。
とてもしっかりした革が使用されているので、ここまで持ちこたえられたんだと思います♪
さて、ほつれの2か所目がこちら。
ポケットの上部にあたる部分で、ハサミを入れるときに挟みが当たり、革が削れ、ほつれています。
縫い合わされた革が2つに分かれており、この間にハサミが入ってしまうようになってお困りでした。
また、こちら底部分ですが、こちらは破れてますね~
中に、金属プレートが入っておりましたが、位置がずれており、革がハサミの先端に勝てなかったみたいです。
それにしてもしっかりした造りですね。
今回は、革の張り替え、再縫製をさせていただきました。
内側に見えている新しい革の部分が修理した箇所となります。
ココです☟
底部分はこんな感じ☟
ズレていた金属プレートを元の位置に戻し、革を貼り直しました。
これでまた永くご使用いただけるようになったかと思います。
参考価格
工具入れ(シザーケース)の修理 ベルトの金具交換
9500円(税抜)~
修理する範囲や方法によって前後いたします。
期間
一か月~
※お急ぎの方はご相談くださいませ
まずはLINEからご相談ください。
お写真を数枚送っていただけますと、概算にはなりますが、お見積りをご提示させていただきます。
画面上部『縫製修理専用LINE』のアイコンをタップでゴー!!
状態によって、修理方法をご提案させていただいております。
同じ症例でも修理方法が異なる場合もございます。
また、基本的にご郵送での受け付けとなりますことご了承くださいませ。
実はですね~、今回、受け付け時にご案内した修理方法と変わっています。
細部まで確認してみたら、こうなってた!!ということが、よくあります。
これは工具入れに関わらず、構造が複雑であればあるほど、見えない部分の劣化は分解してみて初めて分かることがほとんどです。
今回も、
分解してみて初めて、こうなっていることが分かりました。
端の縫製ラインが今にも破れそう…と。いや、破れてる……と。
受付でのご案内通りの修理では、いづれ遠くないその時にまた修理が必要になりそう、なんてときは、修理方法を変えさせていただきます。
それは、永くご使用いただきたいから。
つい先日修理したのに、また修理に出さないといけない…というご不便をかけない為に。
費用が変わる場合もございますので、その場合はキチンとご説明させていただきます。
というわけで、今回はちょっと珍しい(?)お品、シザーケースの縫製修理のご紹介でした!!
バッグや財布に限らず、工具入れなどの修理、オーダーもうけつけております。
皆さまからのご相談をお待ちしております
縫製研究所